アーサー王伝説

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トマス・マロリーという人物によってまとめられたブリテンの王アーサー王を中心とした騎士道物語群

大きく分けて4部分

  • アーサーの誕生と即位。ローマ皇帝を倒し、全ヨーロッパの王になるまでの物語。
  • アーサー王の宮廷(キャメロット)に集った円卓の騎士達の冒険とロマンス。
  • 聖杯探索。最後の晩餐で使われたという聖杯を円卓の騎士が探す物語。
  • ランスロットと王妃ヴィネヴィアの関係発覚に端を発する内乱(実子モルドレッドとのカムランの戦い)。王国の崩壊とアーサー王の死(アヴァロンへの船出)、コンスタンティンへの王位継承。

アーサーの誕生

ブリタニア諸王の一人ユーサー・ペンドラゴンは敵国コーンウォールの王妃イグレインに恋をしてしまい、魔術師マーリンに相談する。
マーリンは子が生まれたら預かることを条件にユーサーをコーンウォール王ゴルロイスに変身させ、ユーサーはイグレインと結ばれる。本物のゴルロイスは戦死してしまう。
やがてユーサー王とイグレインには子が生まれる。
後にアーサー王と呼ばれるこの子供は約束通り、魔術師マーリンに預けられた。


ここで重要なのは敵国の王妃に恋をしてしまったユーサーが魔術師マーリンに相談し、ゴルロイスに成って代わったという部分です。
通常恋をしてしまった場合どうやって自分の魅力を知ってもらうかという考えに陥ります。
しかし、マーリンの魔法でゴルロイスに成り代わってイグレインと結ばれる。
目的は達成できたのですが、生まれた子供はマーリンに渡さなくてはいけないという条件がもともとあったので子供が取り上げられてしまいます。
ウーサーがどんな人物なのか、ハッキリとは分かりませんがその後のことを考えることをしなかったほど盲目な恋だったのでしょう。

即位

ユーサー王が亡くなると後継者の座を巡って争いが始まる。
カンタベリー大寺院の庭に肉厚の片手剣(バスターソード)が刺さった不思議な石が出現した。突き刺さっていた石は鉄床(鍛治や金属加工を行う際に使用する作業台)の形をしていた。
刀身には引きぬいたものには王の資格があると言われあっさりとアーサーは引き抜いた。
マーリンの手からエクター卿に渡ったアーサーは生まれの秘密を聞かされアーサーは王として即位。キャメロットを都とした。

//疑問点
ユーサー王はどのくらいの権力を持っていたのだろう。
エクター卿はアーサーのことをどの様に聞かされていたのだろう。


アーサーの裏で大きく動き始めた後継者争い。そんなことは知らずにアーサーはエクスカリバーを引き抜き、王としての権利を得た。これから始まる物語の大きなキッカケになる。
もし、兄ケイが剣を忘れなかったら。もし、馬上槍試合が別のところで開催されていたらエクスカリバーと出会うことはなく、物語も始まらなかったのでしょうね。

 

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