グィネヴィア [Guinevere]

アーサー王伝説の主要人物であるアーサー王の妃である。

グニエーヴル
ギネヴィア
グェネヴィア
グィナヴィーア
グウィニヴィア
グインネヴィア
グウィネヴィア

などの表記もある。

レオデクランス[Leodegrance]王の娘アーサー王がまだ後ろ盾が必要だった頃に婚約した。後にランスロットと出会った時、彼に一目惚れし、すぐに不倫関係になった。
気づいたのは祝宴の席に二人がいなかった時。このことを明るみにしたのはロット王の息子アグラヴェインとモルドレッド。
ランスロットは逃亡し、アーサー王の気持ちとは裏腹に火炙りにしなくてはいけなくなった。円卓の騎士たちを処刑台の守備に当てたが、ガウェインは辞退した。
ランスロットは処刑台にたどり着き、救出に成功するが、その時の戦いでガウェインの兄弟ガヘリスとガレスが死んだ。ガウェインはアーサー王にランスロットと戦うように訴える。
ランスロットとの決戦のため、フランスに行くことになったアーサー王。グィネヴィアをモルドレッドに預けるが、彼女と結婚し、玉座を簒奪しようともくろむ。
求婚を受諾したか否かは様々なパターンがある。（中には承諾せずロンドン塔に身を隠し、修道院に入ったと言うものもある）
モルドレッドの裏切りでアーサー王もブリテンに引き返し、カムランの戦いでモルドレッドを倒す。アーサー王も致命傷を負い、アヴァロンに運ばれる。

グィネヴィアはランスロットと最後に合い、修道院に戻り、残りの人生をそこで送った。