ユーサー・ペンドラゴン

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Uther Pendragon

ブリタニアの王の一人。アーサー王の父ともされる人物。
ブリタニアの王コンスタンスの末弟

ウェールズの赤竜

ヴォーティガン(ブリトン人諸侯)は異民族であるサクソン人とともに暴政を敷く。
そのために大陸を逃れていた反乱軍が次々結成され、とうとう彼は討ち死にした。
死後ブリタニアを治めていたアンブロシウス・アウレリアヌスも殺された。
アウレリアヌスの弟ユーサーはサクソン人との戦いのため軍を率いていた。

突如空に明るく輝く大きな星が現れ、燃える火の竜のでもあったと伝えられる。
光の尾を引き、その一つはガリアを指し、もう一つはアイリッシュ海をさしたと言われている。

「あの彗星は何を意味するのか」
と魔術師マーリンに尋ねる。
そこでマーリンは兄アウレリアヌスの死を告げ、悲しみにくれながらも、ブリテンの民がサクソンに勝たねばならぬこと、あの星の筋がユーサーに生まれるという息子が立派な王になることを示していること、子孫は皆ブリタニアを治めていくだろうということを語ったといわれている。

ユーサーは兄の死を嘆きつつもサクソンに勝利した。 新たなブリテンの王となった彼は、火の竜の星を記念して二匹の黄金の竜を作り、「ペンドラゴン」という称号で呼ばれるようになった。

ペンドラゴン

ペンドラゴン(Pendragon)についてジェフリー(歴史家)は竜の頭の形をした彗星をマーリンが吉兆として捉え、ユーサーをブリタニアの王として歓迎したことに由来したとしている。しかしこれは複数の学者に否定されており、実際には「戦士長」を意味したと思われる。また、一説によると先代である兄の名を王の称号として引き継いだものであるともされる。

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