概要
アザトース・アザトホースと呼ばれる、クトゥルフ神話における神々の始祖。
このアザトースの思考により世界(宇宙すべて)が想像された。
彼の思考が物質化される空間であり、現象や物事はすべて彼の「想像」であり、すべては彼の「夢」であるともされている。
「夢」であるがゆえ、アザトースが眠りから目覚めると世界は崩落する。
特徴
宇宙の中心にあるアザトースの宮殿で単調なフルートの音を聞きながら眠りについている。
この宮殿にはアザトースのほかにも異形の神がいる。
彼方の領域(アザトースの宮殿)に封じられ、旧神から知性を奪われてしまっているため、INT
が0になっている。
経歴
旧支配者を従え旧神に謀反を起こしたが、旧神と星(辰)の戦士たちに敗れそのほとんどが宇宙や地球に封印された。そのため旧支配者たちは動くことができないため、眷属を送り込んだり化身・招来呪文によってのみ現れることが多い。
異名
- 魔皇
- 万物の王
- 白痴の魔王
- 魔王
- 怪物の混沌の中心
- 混沌の核
背景
1919年にラヴクラフトが残したメモに「アザトース――おぞましき名前」と一節が残されていた。これが初出とされている。
「アザトース」という名は聖書に由来し「アザゼル」「アナトテ」を合成した語だという仮説もある。(ロバート・M・プライスによる)
アナトテ:イスラエルの部族による町の名。ウガリット神話の女神アナトと関係がある。
アザゼル:旧約聖書の贖罪の日の儀式内で言及される名詞。堕天使・悪魔としても知られる
作品内にて
ラヴクラフト作品
未知なるカダスを夢に求めて — ラヴクラフト全集 6
闇に囁くもの — ラヴクラフト全集 1
闇をさまようもの —ラヴクラフト全集 3
ダーレス作品
暗黒の儀式 ―― 未翻訳 原題:The Lurker at the Thereshold
ラムジー・キャンベル作品にて
妖虫 ―― 新編 真ク・リトル・リトル神話大系2
関係
- 使者 ナイラーテトラップ [子]
- 闇 (シュブ=ニグラスの親)
- 無名の霧 (ヨグ=ソトースの親)
- 副王 ヨグ=ソトース
- 闇山羊 シュブ=ニグラス
- ナグとイェブ
- クトゥルフ
- ツァトゥグア
Source
アザトース - Wikipedia
アザトース
アザトースとは、クトゥルフ神話に登場する外なる神の王。
アザトースとは|旧支配者の創造主であるクトゥルフ神話TRPGの神格
アザトース(Azathoth)とはアザトホースとも呼ばれ、クトゥルフ神話においてH.P.ラヴクラフトが創造した「外なる神」の一柱で神々の総帥であり、宇宙の中心にいる原初の混沌にして旧支配者の生みの親です。宇宙が始まった時から存在しています。...
アザトースとは [単語記事] - ニコニコ大百科
アザトース(Azathoth)とは、H.P.ラヴクラフトの創造した神性である。 概要 別名:魔皇/魔王(DAEMON SALTUN)、盲目白痴の神(THE BLIND IDIOT GOD)...
アナトテ - Wikipedia
旧神 - Wikipedia
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