ハスターとは?
ハスター(Hastur)は、クトゥルフ神話に登場する架空の神性であり、「黄衣の王」「名状しがたきもの」などの異名を持つ存在です。元々は作家アンブローズ・ビアスの作品に登場した名前でしたが、後にH.P.ラヴクラフトやオーガスト・ダーレスらによってクトゥルフ神話の一部として体系化されました。
クトゥルフ神話に登場する架空の神性であり、牡牛座の中のアルデバラン星の近くの「黒いハリ湖」に棲んでいる。
さらに、「黒いハリ湖」の近くにある架空都市カルコサにおける、羊飼いの神。
ヨグソトースを父に持ち、兄弟のクトゥルフとは相性が悪く、対立関係になっている。宇宙空間を飛行する能力があるため飛行能力に関連。
目は緑色の炎で輝いていると言われ、彼の周りには常に黄色い霧が立ち込めている。
「旧支配者」の一柱とされ、四大霊の「風(大気)」に結び付けられる。
作品との関係
クトゥルフ作品での初出は『闇に囁くもの』。作者はHPラヴクラフトだが、「ハスター」とは元々はアンブローズ・ビアスの作品内に出てくる「神」「人」「土地」などを指す名称だった。
その後、リン・カーターによってヨグソトースやシュブニグラスとの結びつけがされることで、クトゥルフ神話の体系に組み込まれた。
ハスターの特徴
ハスターは、黄衣をまとった異形の神とされることが多く、特にダーレスの解釈ではクトゥルフ神話における「旧支配者」の一柱とされています。彼の名を口にすることさえも危険とされ、信奉者たちは慎重に言及する習慣があります。
また、ハスターはカルコサと呼ばれる謎めいた都市と関連づけられることがあり、ロバート・W・チェンバースの小説『黄の印』では、彼とカルコサの存在が幻想的に描かれています。
別名
- 「名状しがたいもの」
- 「星間宇宙の帝王」
- 「インランド・レンジの王」
- 「邪悪の皇太子」
- 「黄衣の王」
ハスターと黄の印
「黄の印(The Yellow Sign)」は、ハスターと深く結びついた象徴的なシンボルであり、それを見た者や持つ者は狂気に陥るとされています。『黄の印』の物語では、この紋章をめぐる怪奇な出来事が語られ、読者を不気味な世界へと引き込みます。
クトゥルフ神話におけるハスターの位置づけ
オーガスト・ダーレスの解釈によれば、ハスターはクトゥルフの宿敵であり、空気や風を司る存在とされています。ただし、この設定はラヴクラフト自身が定めたものではなく、後世の創作によるものです。
一方で、ハスターはしばしば「黄衣の王」として、人間社会に紛れ込む存在としても描かれます。彼の信者は黄衣をまとい、「黄の印」を媒介として異世界の力を引き出そうとします。
ハスターに関連する呪文
ハスターに関する呪文は、主に彼を召喚するためのものや、彼の力を借りるものが伝えられています。最も知られるのは「ハスターの呼び声」とされる呪文で、特定の儀式を行うことで彼の影響を受けることができるとされます。
ハスターの眷属:ビヤーキー
ビヤーキー(Byakhee)は、ハスターに仕える異形の存在であり、しばしば彼の使者として登場します。昆虫と鳥の特徴を併せ持つ怪異な姿をしており、巨大な羽を持ち空を飛ぶ能力を有します。
ビヤーキーは、特定の呪文や儀式によって召喚されることがあり、「ビヤーキーの召喚/従属」の呪文を用いることで呼び出し、使役することが可能です。召喚されたビヤーキーは、乗り物のように使役者を空へ運ぶこともできますが、その性質上、常に従順であるとは限りません。
子神たち
- ビヤーキー
- バイアクヘー
クトゥルフ神話
CoCにて
『クトゥルフの呼び声(CoC)』における「ハスターの呼び声」
テーブルトークRPG『クトゥルフの呼び声(Call of Cthulhu, CoC)』では、「ハスターの呼び声」は強力な召喚呪文の一つとして登場します。この呪文を正しく唱えることで、ハスターの化身や使者をこの世に呼び出すことができるとされています。しかし、儀式を行う際には大きなリスクが伴い、成功すれば強力な存在を召喚できますが、失敗した場合は召喚者自身が狂気に陥ったり、制御不能な存在を解き放ってしまう危険があります。
この呪文を知るには、特定の禁断の書物を読む必要があり、通常の人間には理解しがたい異界の知識が求められます。プレイヤーキャラクターがこの呪文を学ぶ場合、SAN(正気度)の喪失が伴うことが多く、使用すること自体が重大な決断となるのが特徴です。
また、「ハスターの呼び声」はハスター自身を完全に召喚するものではなく、彼の影響下にある存在を呼び寄せるものとされています。そのため、完全なる顕現を目指すには、さらなる儀式や供物が必要になるでしょう。
CoCステータス
能力値名 | STR | CON | SIZ | INT | POW | DEX | 移動 | 耐久力 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
数値 | 120 | 200 | 100 | 15 | 35 | 30 | 20/飛行 50 | 150 |
ダメージ・ボーナス:+13D6
武器
- 触肢/かぎ爪 100% ダメージ 死
装甲
- 30ポイントの暑くてうろこがあり、ゴムのような弾力のあるダブダブした皮膚
呪文
- 《黄金の蜂蜜酒の製法》、すべての《招来》および《接触》の呪文、《ビヤーキーの召喚/従属》、そのほかキーパーが適切と思う呪文
「ハスターの呼び声」
- 詠唱時間:1D6時間
- マジックポイント消費:10MP
- 正気度(SAN)消失:1D10/1D100
- 必要な技能:クトゥルフ神話技能(30%以上推奨)
- 効果:ハスターの化身(または彼に仕える使者)を召喚し、一定時間交信または命令を試みることが可能。ただし、意志対決に失敗した場合、召喚者に敵意を持つ可能性がある。
- リスク:召喚が成功しても制御に失敗すると、召喚者や周囲の者が攻撃される可能性がある。
- 「ビヤーキーの召喚/従属」:ハスターの眷属であるビヤーキーを召喚し、従属させる呪文です。成功すれば、飛翔能力を持つ強力な異形の使者を使役することができますが、制御に失敗すると召喚者に襲いかかる危険があります。
- 「黄金の蜂蜜酒の製法」:この呪文は、特定の儀式を通じて狂気をもたらす強力な蜂蜜酒を作り出すことができるとされます。
- 効果:飲んだ者は強烈な幻覚を見たり、異世界の知識を得る可能性があります。
- 副作用:正気度(SAN)の大幅な喪失が伴い、飲み過ぎると永久的な精神的変調を引き起こすことがあります。
- 用途:儀式における媒介、信者の狂信を促す手段、特定の知識を得るための手段として利用されることが多い。
正気度喪失
1D10/1D100
キャラシ
シナリオ
準備中
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