ミゼーア [Mh’ithrha]

クトゥルフ神話
クトゥルフ神話モンスター
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概要

クトゥルフ神話で語られているティンダロスの猟犬の支配者。

別名「ティンダロスの大君主」「ティンダロスの王」

北欧神話のフェンリルに類似した容姿とされているが、 不可知の狼のため、曲面世界(現世)の住人たる人間にはその姿をハッキリとみることは出来ない。

ティンダロスがこちらの世界に干渉した時に確認することができる。

ティンダロスから採取された原形質の膿汁は人間に投与しても拒絶反応を起こさないと噂されている。確証はないが、このことからこの膿汁を薬品に加工し投与すると人ならざる姿へと変貌するともされていた。

他の外なる神と違い神格扱いされることはないがミゼーアの力はヨグ=ミトースと争えるほどのものである。

ティンダロスの猟犬達は不死にして飢餓。 外なる神すら曲面世界を飲み込まんとしている。

ティンダロスの王

ティンダロスの猟犬を支配する王の一柱とされている。

「ミゼーア」とは個体名であるため「ティンダロスの王」の「ミゼーア」となる。

他の王については語られることがなく、二次創作の中でもほぼその存在が出ることはない。
しかし、ヨグソトースと争えるほどの力を持つため、ティンダロスの王の中でも最強とされることが多い。

外なる神

正確に言うと外なる神とも異なる存在。しかし特徴は一致するため、「外なる神」に外なる神に分類されることが多い。作品などでは旧支配者として語られる場合もある。

フェンリル

「北欧神話のフェンリルに酷似している」と語られるが、設定上ではミゼーアがフェンリルの原型になったとされているため、正確には「フェンリルがミゼーアに酷似している」が正となる。

ちなみにフェンリルは弟と妹にヨルムンガンド、ヘルがいる。
最終的にラグナロクで最高神オーディンと対峙し勝利を収めるが、オーディンの息子であるヴィーザルに引き裂かれ殺害される。

曲がった時間・とがった時間

アインシュタインが唱えた「相対性理論」は時間とは相対的なもので空間も歪曲しているという理論。それを「曲がった時間」とする。

この世界はヨグソトースの中にあるとする場合、「相対性理論」はヨグソトースの中にある存在。

それは過去・現在・未来はすべて同時に存在するもので、現実とはそのどこかに点として存在しているだけ。

ティンダロスが存在する空間はこの理から逸脱した「とがった時間」に存在している。

二つの時間はお互いに干渉することはないが、とがった時間に存在する者共は時間を超越し、「曲がった時間」に介入するきかいをうかがっている。

前述した通り、ヨグソトースとは違う理に存在するため、敵視している。

ティンダロスは時間の壁を超越し、曲がった時間からの干渉があると匂いをたどり、限定的ながら干渉することができる。

初出

HPラヴクラフトによる作品では語られていない。その他関連作品でもほぼその存在が語られていないため、二次創作により作られた存在だといえる。

情報が少なすぎるため断定はできないが、ラヴクラフトが存命中には語られていない。
(ラヴクラフト 没:1937/3/15 アメリカ合衆国のロードアイランド州プロビデンスにて)

CoC

公式ルールブックには存在せず、データもない。そのため、独自にパラメータを作成する必要がある。

関係

  • フェンリル

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