前回と前々回での考察
ザシアンとミライドン
黒バド・コライドン
今回のピックアップ伝説
今回は僕の苦手としている構築「受けループ」でよく使用される2体、「ムゲンダイナ」と「ホウオウ」について考察していこう
ムゲンダイナ

H140,B95,D95と物理と特殊両面受けができる性能にも関わらず、C145とシャンデラもびっくりなC種族値。この手のポケモンは耐久と打点が高い代わりに素早さが低いため、積んで能力値を上げつつ全抜きを狙うタイプが多いのだが、しっかりS130と早い。(サンダースと同じ速さってマ?)
そのため、「硬い」「早い」「高火力」の3拍子が揃った優秀なポケモン。
どくタイプを持っているため、積みアタッカー牽制用のどくびし展開にも対応できる。逆に積み展開を仕掛けつつ、毒の圧力を掛けられるという好き勝手し放題な性能をもつ。
本記事の冒頭で言ったが、今回は「受けル」をメインにしている。
その点の性能はというと『めっちゃ強い』。
しっかり素早さが130族なので、スカーフを持たせて全ぬきを狙うことも可能だし、メガネを持たせて上から吹き飛ばすことも可能。
なので、構築的に受けルっぽく見えても偽装が全然可能であり、型を事前に判別することもまたハードルになっている。
ムゲンダイナの対策ポケモン
霊獣ランドロス
チョッキランドが前提になるが、弱点の地面をタイプ一致で打ちつつ、サイクル戦になっても「とんぼがえり」を覚えるので対面操作ができ、さらに飛行も持っているのでどくびしも回避できる。
対面性能は落ちるが、オボンを持たせることでHP管理ができる上にステロをはじめとした変化技を打てるようになる。サイクル戦により強く動ける。
暁ガチグマ
こちらも地面タイプを持っているため、ムゲンダイナに強く出れる。
霊獣ランドと異なり、「つきのひかり」での回復が可能。ただし、「コスモパワー」でのB.D上昇は厄介の極みなので、ムゲンダイナの型に大きく左右されがち。そのため、積み合いを仕掛けるよりかは、「だいちのちから」による弱点とDダウンを狙いつつ耐久を下げて対面で勝ち切る方が勝ち筋としては広がる。
相性の良い仲間
・ヘイラッシャ
・グライオン
・草オーガポン
ホウオウ

A130から放たれる、準専用技「せいなるほのお」による打点+やけどによる相手の物理打点の減少が魅力。裏に「威嚇持ち」がいると、やけど+A-1でかなりの物理体制が得られる。
逆に特殊面も種族値がD154とかなりの耐久を持ち、黒バドのゴテラメガネアスビを耐えるほど。(黒バド使いからしたら意味わかんない耐久w)
特性も「さいせいりょく」をもち、「じこさいせい」を覚えるので、耐久に関しては超申し分なし。
※鳳凰は中国の「幻獣」に分類される死と再生の象徴。再生力と自己再生はイメージにピッタリですね
サイクル適正は十分にあるのだが、「とんぼがえり」をはじめとした交代技を持たないため若干の読みが必要。
ムゲンダイナに比べて、火力を生かした「受け」になるため、個人的にはホウオウ戦の方が楽しい。
ホウオウの対策ポケモン
れんげきウーラオス
すいりゅうれんだによる超火力で突破。ただし、Sラインはホウオウが上な点と、確定急所のすいりゅうれんだでも、やけどによる威力半減は無効化されないため、確実にすいりゅうれんだが入る盤面を作る必要がある。
こう見ると、「対策になるのか?」と思われがちだが、そもそも水ウーラオス自体がレギュGにおいて様々な相手に対して有利を取れるので、環境全体に対してめちゃくちゃ推したい。
おすすめの型
・こだわりスカーフ
・ラムのみ
・こだわりハチマキ
霊獣ランドロス
こちらでも霊獣ランドが大活躍。
ホウオウは岩に4倍弱点になるので、「がんせきふうじ」「ステルスロック」がめちゃくちゃ痛い。
やはりこちらも水ウーラと同じ理由で絶対対策とは言えないが、かなり環境では役立つのでぜひ一考してみてほしい。
おすすめの型
・オボンのみ
・スカーフ
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