三幕構成
Act.1 誰が何をするストーリーなのか設定し目的が示されるAct.2 主人公が自らの目的を達成するために障害と対立、衝突する。後半には主人公が敗北の寸前まで追いつめられる。Act.3 ストーリーの問い、すなわち「主人公は目的が達成できるのか?」に対する答えが明かされる。1幕と2幕の間にはターニングポイント(プロットポイント)がある。シド・フィールドによるとターニングポイントとは「アクション(行動)を起こさせ、物語を違う方向性に向かわせる事件やイベントなど」をいう。このターニングポイントについては大きな事件でありそうでない場合でもある。ときにセリフや決断のみの場合もある。ターニングポイントの目的とは、Act.3(解決)に向けてストーリーを前進させることである。それぞれの幕の時間配分は1:2:1とされている。2時間映画(120分)の場合、一幕が30分、二幕が60分、三幕が30ほどとなる。さらには幕それぞれに始まり、中間、終わりがある。これは黄金比であり、絶対ではないがこの基準を全く無視した映画は観客の関心を維持できない可能性が高まるという。