伝説・空想上の金属

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名称説明
ダマスカス鋼ダマスカス鋼は錆び難く強靭で、木目状の模様をもつ実在する金属です。 鋼材自体はインドのウーツ地方で生産され、シリアのダマスカスで刀剣などに加工されたため「ダマスカス鋼」と呼ばれています。ダマスカス鋼の刀剣などの製法は約200年ほど前に途絶えてしまい、現在様々な方法でダマスカス鋼の刀剣を作る試みが行われています。 また、ダマスカス鋼にはカーボンナノチューブ構造があることが知られています。
オリハルコンオリハルコンは古代ローマや古代ギリシャの書物や文献に登場する金属です。 プラトンが書いた書物「クリティアス」ではアトランティス大陸に有ったとされています。オリハルコンの特徴は銅と他の金属の合金と考えられており、真鍮、青銅、赤銅、黄銅鉱、青銅鉱などで有ったとも言われています。
ミスリルMithrilJ・R・R・トールキンの作品、「ホビットの冒険」、「指輪物語」、「シルマリルの物語」などの作品に出てくる架空の世界”中つ国”に出てくる架空の金属です。 作品内では「まことの銀」、「モリア銀」などとも呼ばれており、銀色の輝きと鋼鉄よりも強い特徴をもつ非常に貴重な金属とされています。現在はファンタジー小説や、ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジーなどのゲームにも登場します。
ヒヒイロカネ古文書の「竹内文書」に記されている大昔の日本に有ったとされる伝説の金属または合金です。 ヒヒロカネ(火廣金)、ヒヒイロガネ、ヒヒイロノカネとも呼ばれ、漢字では緋緋色金、日緋色金と表します。特徴として、金より軽い、金剛石(ダイアモンド)より硬い、錆びる事が無い、非常に高い熱伝導率を持っている、 太陽のように輝く、触ると冷たい、表面が揺らいだように見える、磁気を受け付けないなどがあります。
アダマンタインアダマント(adamant)、アダマンティン(adamantine)とも呼ばれ、非常に強固な宝石または金属を指す言葉として使われています。金属としては主に以下の神話や物語などに登場しています。ギリシャ神話でクロノスが父で天空神であるウーラノスの性器を切り取る際に利用した「アダマスの鎌」。ギリシャ神話でペルセウスがメドゥーサの首を刎ねるのに利用した「アダマスの剣」。ジョン・ミルトンの「失楽園」の中では「アダマンティンの鎖」「十重のアダマントの盾」「アダマンティンの鎧」などが登場します。ゲーム「ファイナルファンタジー」の各シリーズで武器や防具、素材として登場します。
アダマンチウムアメリカのコミック「X-メン」に登場するヒーローのウルヴァリンの骨格に組み込まれている合金で、殆ど壊すことのできない強固な金属とされています。
アダマンチウムはダイヤモンドや特殊な金属など、非常に堅固な物質を指す語であるアダマント(adamant)から来ています。
青生生魂(アポイタカラ)古文書の「竹内文書」に記されている大昔の日本に有ったとされる伝説の金属で、ヒヒイロカネと同じ物と考えられています。
ウーツ鋼インドのウーツ地方で生産される高炭素鋼材で、 ダマスカス鋼の材料にもなっています。ウーツ鋼は弾性が非常に強くしなる為、折れ難い特徴があります。
玉鋼(たまはがね)日本刀の原材料に使われていた金属で、たたら製鉄により砂鉄から作られていました。 現在は島根県出雲町で日立金属は伝統技術継承事業として生産しており、日本美術刀剣保存協会を通じて刀匠のみに販売しています。玉鋼の種類には、1級A、1級B、2級A、2級B、銑鉄(せんてつ)、卸鉄(おろしてつ)の6種類がありますが、 最高級の1級Aは1回の製鉄で約200kgしか取れないといわれています。
安来鋼(やすきはがね)たたら製鉄により島根県の旧雲伯地方で生成されていた鋼の総称です。 現在は日立金属安来工場で生産されています。
デリーの鉄柱チャンドラヴァルマンの柱インド・デリー市の世界遺産クトゥブ・ミナール内にある錆びる事の無い鉄柱です。 紀元415年に作られたとされ1500年以上風雨に晒されていましたが、今現在も全くといっていいほど錆びていません。このデリーの鉄塔は99.72%という非常に高い純度の鉄で作られており、ダマスカス鋼で作られたのではないかという説もあります。 現在は、鉄に含まれている不純物の影響で鉄が酸化せずに錆びていないのではないかと考えられています。

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伝説の金属・架空の金属の種類一覧 - いちらん屋(一覧屋)
「オリハルコン」「ミスリル」「ヒヒイロカネ」など、神話や物語に登場する架空の金属を調べて一覧にまとめてみました。

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