「ベレト」はソロモン72柱に名を連ねる悪魔の一柱として知られています。様々なゲーム作品にも登場するため、幅広い層に認知される存在です。
ソロモン72柱のベレトの由来や、指輪との関係、ゲーム作品での登場について詳しく解説します。
概要
ベレト(Beleth)は、中世の魔術書『ゴエティア(Lemegeton)』に記されたソロモン72柱の悪魔の一柱です。
地獄の85軍団を従える序列13番の大王。やかましい悪魔として有名。
召喚の難易度は高く、さらに召喚者に対しても高慢で怒りっぽい態度をとります。
ベリアル、アスモデウス、ガープとともに72柱の悪魔たちを率いていた。また、ソロモン王が封印した72柱の王たちの頭領であったともされる。
ベレトと指輪の関係
ベレトを召喚する際、魔術師は「銀の指輪」を左手の中指にはめなければならないとされています。この指輪はベレトを制御するための重要なアイテムであり、適切な儀式を行わなければベレトの怒りを買うことになります。
- 指輪の意味:ベレトの力を抑え、契約を結ぶためのシンボル
- 指輪を用いた召喚:銀の指輪を左手中指にはめ、「ソロモン王の名」によって命じる
容姿
青白い馬に跨り、トランペットを始めとする楽器が鳴り響く中で現れる。
召喚された時点で激怒していて召喚者は怒りから逃れるためにハシバミの杖で南東に向かって正確な三角形の結界を描き、召喚儀式に従ってその中に入るように命じなければならない。それでも従わない場合、召喚者との契約を強調することでようやく結界に入り、要求に従うとされる。
命令する際には絶対に王者に対する礼儀を欠いてはならない。また、常に左手の中指に護符となる銀の指輪をはめて相手の顔に向け、示し続けなければならない。
権能
恋愛や魅了の力を司るため、男女問わず恋情関係を取り持つことができる。
堕天
元、能天使であり、いつか第七の玉座に復位したいと願っている。ヨーハン・ヴァイヤーはベレトを「まったくもって信用ならない」と述べている。
ベレトが登場するゲーム作品
① 『ファイアーエムブレム』シリーズ(FE)
「ファイアーエムブレム」シリーズには、ベレトをモチーフとしたキャラクターが登場します。
FE風花雪月・FEエンゲージのベレト
- **ベレト(Byleth)**は『ファイアーエムブレム 風花雪月』の主人公
- 続編『ファイアーエムブレム エンゲージ』では「紋章士」として登場
- ソロモン72柱のベレトとは直接の関係はないものの、名前の由来となっている可能性が高い
② その他のゲーム作品でのベレト
ベレトは、他のゲーム作品でも悪魔やボスキャラクターとして登場します。
- 『女神転生』シリーズ
- ソロモン72柱の悪魔として登場
- 高位の悪魔で、主に「魅了」や「精神操作」のスキルを持つ
- 『ゴエティアクロス』
- 召喚可能な悪魔として登場
- 指輪との関係がストーリーに影響
ソロモン72柱
序列2
序列29
序列30
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