ストーリーとは印象の連続
ユーザー(読者など)が何を感じるかでストーリーは展開される。
読み手だとストーリーの内容に注視しがちだけど書き手になると目線が全く持って逆になる。
結論から言うと、極論、内容は副産物でしかない。
どんな印象を持たせたいのか考えていくうちにシーンが出来上がってくる。印象と印象をつなげてくるとシーンが途切れなくなってくる。
どうしても私が書くシナリオって途切れ途切れのストーリーになってしまう。やっぱり内容重視で印象っていうのを無視していた。無視というと語弊があるかもしれないから、言い直すと「そこまで気を向けられて無かった」というのが正解かも。
書くことばかりでどうやったらいい文章とかいい表現とか、言ってしまえば自分よがりの小説になっていた、かも。
印象付け
じゃあどうやって印象付けるか。
EQというものが役立つと思う。詳しくは他項目で紹介するけど簡単に言ってしまうと「自分の感情をコントロールして相手の感情とリンクさせる」ほんと私の感覚的に言ってるので正確な情報が欲しい場合は調べてみてください。参照リンクも一応載せておきます。
EQ理論 http://www.dplanning.co.jp/category/1279863.html
ネガティブな感情を想起させるシーンは緊張感があり、時間を短くする効果があります。心理的には嫌な感情は取り払い、安心を求めようとします。ずっと張り詰めたままでは解放されずにフラストレーションが溜まりますので、適度に解放してあげましょう。この解放の間隔や程度によっては恐怖を倍増させたりすることも可能です。
ポジティブなシーンでは弛緩した空気を作り出すことができます。ゆるく、まったりとした時間は見るものを安心させ、笑いや安らぎを与えることができます。ずっと弛緩した状態では起伏が乏しく、飽きられやすいため、緊張感が不可欠になります。
どちらも一方的に使用してしまうとストーリーに起伏や緩急が生まれず、どんなに内容が良くても「面白くない」と感じてしまいます。
ジェットコースターと同じで、緩やかな場所もあれば急なところもある。一定な部分も必要だけれどもやっぱり波を作っておくことでよりストーリーに面白みがでるのです。
まとめ
どうしても一人で書いている人は主観的になってしまってユーザーとの乖離が大きくなってしまいがち。執筆したら最低1週間は寝かせておいて、忘れた頃に見直すと客観性が増すでしょう。
私も知るまで小手先の内容で何とかしようとあがいてましたが、今は何とかなりそう。「早く」よりも「丁寧に」。
1h/2000文字とかどれだけ書けるとかってやっぱり気にしちゃうよね。けど、それをしてたら自分が苦しくなっちゃう。いいもの書けなくって、もっと書けばうまくなるって。ビュー数上がらなくってまた内容軽視して書いて。それじゃ嫌だって思ったから少し違う視点から見てみようって。
等身大の自分で行こう!
好きなことしてるんだから苦しくなっちゃ意味がないものね
風無紫音
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