三幕構成

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Act.1 誰が何をするストーリーなのか設定し目的が示される
Act.2 主人公が自らの目的を達成するために障害と対立、衝突する。後半には主人公が敗北の寸前まで追いつめられる。
Act.3 ストーリーの問い、すなわち「主人公は目的が達成できるのか?」に対する答えが明かされる。
1幕と2幕の間にはターニングポイント(プロットポイント)がある。シド・フィールドによるとターニングポイントとは「アクション(行動)を起こさせ、物語を違う方向性に向かわせる事件やイベントなど」をいう。
このターニングポイントについては大きな事件でありそうでない場合でもある。ときにセリフや決断のみの場合もある。ターニングポイントの目的とは、Act.3(解決)に向けてストーリーを前進させることである。
それぞれの幕の時間配分は1:2:1とされている。
2時間映画(120分)の場合、一幕が30分、二幕が60分、三幕が30ほどとなる。
さらには幕それぞれに始まり、中間、終わりがある。
これは黄金比であり、絶対ではないがこの基準を全く無視した映画は観客の関心を維持できない可能性が高まるという。
ほとんどの場合、複数のストーリーラインから出来ていて、メインプロットの他に少なくともサブプロットが1つ以上が存在している。
さらに高度なシナリオは目的とターニングポイントが存在し、かつメインプロットと互いに影響しあうことで展開は観客の予想を超えるものになりうる。
一般的に映画は最初の10分ほどで主人公とその周囲に関する必須情報が紹介され、目的も設定されるこれをセットアップという。セットアップの後にインサイティング・インシデントによってファーストターニングポイントが起こり、主人公は別世界となる第二幕に突入する。
第二幕のちょうど半分――ミッドポイントで前半と後半に分かれ衝撃的なことが起こりこれまで進んでいたストーリーとは正反対に転換する。そこから主人公は最悪な状態に陥ると同時にセカンドターニングポイントで決断を迫られる。その決断によって三幕での最後の試練に勝利、または敗北するとエンディングが変化する。
これは余談だが、ブレイク・スナイダー氏がこの三幕構成をさらに15分割したものを「 ブレイク・スナイダー・ビート・シート」(BS2)というものもある。これは基本的な三幕構成とは別物となるので、余談として扱わせてもらう。

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