構築経緯
テーマ:コライドンの化け物火力を生かす。
伝説環境に入り、コライドンの圧倒的なパワーを活かした戦い方がイージーウィンにつながると考え、まずはコライドンを軸に構築をスタートしました。
コライドンが繰り出す晴れ状態は「こだいかっせい」と好相性であるため、晴れ下でSを伸ばせるハバタクカミを相棒に選択。抜群の打点と柔軟な立ち回りが可能です。
次に、相手のコライドンへの明確な対処ルートが欲しくなり、HB特化型の霊獣ランドロスを採用。これにより、A特化・炎テラス・はれ・ハチマキ・フレアドライブという高火力コンボを受けても、オボン込みで確定3発まで耐えられるようになりました。加えて、ステルスロックでのサポート性能も優秀で、コライドン・ハバタクカミと合わせて基本選出を構成する3体としています。
一方で、最速ハバタクカミを上から抜いてくる黒バドレックスが脅威となるため、タスキを持たせて「ふいうち」で返しの一手を狙えるパオジアンを投入。奇襲性能も高く、終盤の詰め筋にもなります。
さらに、HD特化のドオーを加えることで、黒バドレックスの「サイコショック」以外の特殊技を耐え、どくびしによる擬似的なステルスロック展開も可能に。耐久と崩しの両立を担います。
ここまでで主要な伝説ポケモンへの対策がほぼ完了。
最後に、変化技を豊富に扱え、型の判別がしにくい初見性能の高いねこだまし+ソウルクラッシュ型オーロンゲをサポート枠として採用。起点作成や補助で全体の安定性を高め、構築が完成しました。
コライドンについて
攻撃種族値135という高水準の火力に加え、特性「ひひいろのこどう」によって自ら晴れ状態を展開しつつ、攻撃を1.33倍に強化できるのがコライドンの最大の魅力です。
今作の新要素「テラスタル」を活用して炎テラスタルを選択し、一致+晴れ補正+テラス補正が乗った「フレアドライブ」(威力120)を放てば、まさに破壊神の名にふさわしい超火力アタッカーとなります。耐久ポケモンですら受けきれない、圧倒的な火力で相手を押し切ることが可能です。
この強力な特性と火力をパーティ全体で活かすためには、晴れと相性の良い「こだいかっせい」持ちのハバタクカミの存在が欠かせません。環境トップの一角であるこの2体を中心とした、いわゆる**「コライカミ構築」**は、現在の伝説環境で定番の並びとなっています。
個体紹介
コライドン
持ち物:こだわりハチマキ
テラスタル:炎
特性:ひひいろのこどう
| フレアドライブ | ドレインパンチ | ニトロチャージ | とんぼがえり |
ポイント
・こだわりハチマキを持たせ、高火力の物理技で圧倒
・晴れ+フレアドライブで火力増強
・素早さ135族を活かし、多くのポケモンを上から殴る
調整意図
A:ハチマキの火力を生かすため、ぶっぱ
S:最速110 族抜き
HBD:HPが奇数になる最大値。のこりBD
Sが最速ではない理由は、「135族の下から行動することを確定させたい」。どうしても、ミライドンやミラー、ハバカミとの対面時に50%で上から行動できる面があるため、運要素が強くどうしても行動に安定性がでない。その点を解消するために、あえて素早さを落として下から行動することで、後続にもつなげやすいと思い、オーガポン抜き調整まで下げた。
パオの項目でも述べるが、素早さラインはどうしても悩んだが、結果コライのSを下げた分、パオは最速でバランスをとった。
ハバタクカミ

| H | A | B | C | D | S | |
| 種族値 | 55 | 55 | 55 | 135 | 135 | 135 |
| 努力値 | 4 | – | – | 252 | – | 252 |
| 実数値 | 131 | 67 | 75 | 187 (280) | 155 | 205 |
持ち物:こだわりメガネ
テラスタル:ゴースト
特性:こだいかっせい
| ムーンフォース | シャドーボール | マジカルフレイム | サイコショック |
調整意図
CS:ぶっぱ あまりH
ゴーストテラス
コライドンへ通常とテラス両方一貫性の高いシャドーボールの打点アップ。
ダメ計
テラス込み シャドーボール D4 コライドン 80.0〜94.9%
晴れ マジカルフレイム D4 黒バド 56.6〜66.9%
霊獣ランドロス
持ち物:オボンのみ
テラスタル:みず
特性:いかく
| じしん | がんせきふうじ | とんぼがえり | ステルスロック |
調整意図
HB:ぶっぱ あまりA
コライドンを仮想敵において、オーロンゲと組ませることでA-2はれハチマキ炎テラスフレドラを2回耐えきる。(2回目は水テラス
ダメ計
A+252-1 コライドン はれハチマキこどう フレアドライブ 178 ~ 211 (90.9 ~ 107.7%) 乱数1発 : 50%
パオジアン
持ち物:きあいのタスキ
テラスタル:どく
特性:わざわいのつるぎ
| つららおとし | せいなるつるぎ | テラバースト | ふいうち |
調整意図
ASぶっぱ あまりB
最速か準速で悩みまくった。準速だと、H4ハバカミをふいうち一発で落とせる可能性が出てくるが、現在S135族はかなり激戦区になっているので、つららの性能を生かすため最速安定。
オーロンゲ
持ち物:たべのこし
テラスタル:はがね
特性:いたずらごころ
| ソウルクラッシュ | ねこだまし | すてゼリフ | でんじは |
調整意図
HB:いつものコライドンをA-2すれば耐えきる調整
HD:C252ミライドンのエレフィ イナズマドライブを乱数1 50%
A:打点をちょっとでも上げたいので、あまり最大
S:ミラーに勝てる可能性が増える
選出と立ち回り
基本選出パターン
- ランドロス + ハバタクカミ + コライドン
安定した晴れ展開ルートを軸に、殴り合いを優位に進めます。
コライドン突破ルート
- ロンゲ + パオジアン + コライドン
- オーロンゲの「でんじは」で素早さ逆転
- 「ステルスロック」でタスキ潰し
- ※炎テラ事前展開で受け技を半減でき、6ターン以内に制圧
- コライドン + ハバタクカミ
- コライドンの「とんぼがえり」でS判定
- 相手の素早さ次第で:
- 下から殴れる場合 → ハバタクカミでテラスシャドーボール (約96%の一撃)
- 上から行動できる場合 → クッション役を挟んで後出しから再展開
- ハチマキ持ちなら → 死に出しハバタクカミでムーンフォース or シャドーボール
- オーロンゲ + ランドロス
- 「ねこだまし」→「ステルスロック」で相手行動を縛る
- ランドロスに引いて、A特化コライドンの炎テラ+ハチマキ+はれフレアドライブを耐え
- オボン発動後、水テラでさらにフレアドライブ → 地震でフィニッシュ
黒バドレックス対策
- 基本選出:オーロンゲ + パオジアン + コライドン
ハバタクカミは選出控えめに。 - または:ドオー+パオジアン+@1
- パオジアンのタスキ「ふいうち」で隙を突き
- ドオーで「どくびし」を展開しつつ特殊受け
■ その他の伝説ポケモン突破ルート
- ミライドン → ドオー + ハバタクカミ + コライドン
- ザシアン → ランドロス + ハバタクカミ + コライドン
- ホウオウ → ランドロス + パオジアン + コライドン
苦手な相手と対策
- 積み型ミライドン
HD特化のドオーはそこそこの耐久を誇りますが、テラスタルによるタイプ変化+「めいそう」を積まれると突破されやすくなります。そのため、対面した際は テラスタル展開を警戒しつつ、できるだけ積ませない立ち回り が必須。オーロンゲの「ねこだまし」やパオジアンの「ふいうち」で起点を作らせないようにし、初手交換で有利対面を作る意識を持ちましょう。 - ハバタクカミ
パーティ内に明確な後出し受けはおらず、ドオーで耐えられるものの、ミライドンやカイオーガなどの 仮想敵以外には選出しにくい のが難点です。対策としては、 相手のハバタクカミを見せ合いで確認したら、先発でコライドンを出し「とんぼがえり」→裏のランドロスやオーロンゲで受けに回る 動きを意識。直接受けるよりも、交換で負荷を分散させることでカミの一貫を切りましょう。
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございました。伝説環境という特殊なルールの中で、コライドンという強力なエースを中心に据えた構築を紹介させていただきました。環境に多いミライドンや黒バドレックスに対する回答、そして圧倒的な火力と展開力を持つコライドンの活かし方など、少しでも参考になれば幸いです。
構築の完成度はまだまだ伸びしろがあり、対戦を通して見えてくる課題も多くあります。この記事が皆さんの構築や選出、立ち回りのヒントになればと思います。ご意見・ご感想があれば、ぜひSNS等で教えてください!
それでは、良きポケモンライフを!







